こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。
リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。
わが家は現在主流のシステムバスではなく、いわゆる「従来工法」と言われる昔ながらのタイル張りの浴室です。このようなお風呂に人気の浴室暖房乾燥機を後付けしたいときはどうするのだろう?という疑問から、調べてわかったことを「浴室暖房乾燥機を選ぶ時のポイント」として5つにまとめてみました。
浴室暖房乾燥機を新設したい方、あるいは交換したい方の参考になればうれしいです!
ポイント1 熱源は?
浴室暖房乾燥機の基本機能は、乾燥、暖房、換気、涼風の4つですが、メインとなる機能はやはり名前に冠している「暖房」と「乾燥」。どちらも原理的には同じ機能を用いていて、湿気を減らした温かい空気を吐き出すことで浴室の暖房や乾燥を行なっています。ではどうやって空気を温めるのかという、熱源の選択が一つ目のポイントです。
浴室暖房乾燥機の熱源はガスもしくは電気の2つ。一般的にガス式の方が初期の工事費や本体価格等のイニシャルコストが高めで、逆に電気式の方が低めなのですが、パワフルに温めることができるためガス式の方が電気式に比べランニングコストは抑えられる傾向にあると言われています。
またガス式の場合は給湯設備も含めた設備にするとより効率的になったり、一方、電気式の場合はオール電化だとよりお得になったりと他の住宅設備との兼ね合いでも条件が変わってきますので、浴室全体のリフォームを視野に入れているのか、それとも我が家のようにとりあえず浴室暖房乾燥機だけを後付けで追加したしたいのか、あるいはすでに設置されている浴室暖房乾燥機の交換が行いたいのか、などお宅の状況を先に良く考えておくと方向性が定まり機種の選定もしやすくなるかもしれませんね。
ちなみに後付けではなく交換をお考えの場合は、電気式は電気式に、ガス式はガス式に、さらには同じ位置に同じ大きさのものを交換設置したほうが工事費用が抑えられるうえにスムーズに進みます。ただ、もちろんこの場合も給湯設備全体のリフォームも視野に入れて考えているというような場合は、一概に答えが出ませんので、予算とご要望を業者さんなどに伝えてアドバイスをもらうのもアリです!
ポイント2 設置の仕方は?
浴室暖房乾燥機の設置方法は、天井設置型・壁掛け型の2つのパターンがあります。
天井設置型のうち埋め込み型(ビルトイン)は本体を天井部分に埋め込んでしまうので、見た目はスッキリしますが、元から浴室暖房乾燥機がついていたか、あるいは浴室暖房乾燥機をつけられる通気口が開いていなければなりません。また天井埋込の場合は開口部のサイズと設置したい機器のサイズが合う必要がありますので要注意です。天井設置型のうち天井付け型は、既存の換気扇を外すか、上からかぶせて取り付けることができるため、後付けに適した設置方法です。いずれの場合も、天井が湾曲している、段差があるなどの理由で設置が難しい場合もあるのでご注意ください。
壁掛け型は、換気扇や通気口が壁についている場合、その換気口を利用する形で浴室暖房乾燥機を設置する方法です。この方法も後付けに適していますが、まれにスペースが足りない、壁材の種類が適さない、照明が近すぎるなどの理由で設置が出来ない場合がありますので、製品購入を決めてしまう前に業者さんに確認をお願いしたほうが安心です。
ポイント3 天井設置の場合通気口は何室に通じている?
先に述べた天井設置型の場合、通気口が浴室だけに通じているか、洗面所やトイレにも通じているかでそれぞれつけられる製品のタイプが異なります。通気口が3室に開いているのに1室換気の製品を使用することは基本的にできません。例えば浴室と洗面所の2室に通気口が通じている場合は2室換気の製品を選ばなければなりませんので、通気口が何室に通じているのかを前もってチェックしておきましょう。まれに複数室に通気口が開いているのに、中間ダクトを用いた排気を行なっている場合は1室換気の製品が使われることもありますので、ご自身である程度チェックしていても、製品の選定前には必ずプロの方にも現場を見てもらうようにしてくださいね!
ポイント4 どんな機能が必要?
浴室暖房乾燥機は乾燥・暖房・涼風・換気などの機能に加え、さらにミストや打たせ湯、除菌や消臭、防カビなどの特別な機能を備えたものもあります。「洗濯が夜間になることが多いので浴室で乾燥したい」やあるいは「ミストサウナだけは絶対に必要!」などライフスタイルやご家庭の優先順位などによって必要な機能は変わってくると思います。使用頻度が高くなりそうであればランニングコストもかかることになるでしょうから、初期費用が多少高くても後々の費用が抑えられるような機種にするという選び方が必要になるかもしれません。
ちなみに我が家のケースではとにかく冬のお風呂の寒さを何とかしたかったので暖房は必須と思いましたが、大きな窓があるため夏は窓を開けて入浴すれば快適で涼風(送風)機能はなくてもいいかな?と思いました。さらに少しぜいたくなミストサウナなどの機能はあまり重要視せず、とにかくお手頃に設置したい!というのが希望でした。
ポイント5 メーカーはどこが良い?
電気で温めるタイプの浴室暖房乾燥機のメーカーはマックス、パナソニック、三菱、東芝、TOTO、高須産業などがあります。ガスで温めるタイプの浴室暖房乾燥機のメーカーはガス給湯設備でおなじみのリンナイ、ノーリツなどが有名です。
お好きなメーカーがある、といういう場合はそのメーカーの製品でご自宅の浴室環境に合うものを選ぶという方法も良いかもしれませんが、メーカー自体にこだわりがない場合などは、それぞれのメーカーの強みや特徴をチェックしてライフスタイルに合う機種を選ぶことになると思います。以下に簡単に各メーカーのおすすめ機能や特徴をまとめておきますので、参考にしてください!
まずは電気式の主要メーカーから。
マックスは、高性能でお求めやすい点が特徴です。また施工もしやすい商品が多くいろいろなタイプの浴室にも取り付けられます。上位機種ではプラズマクラスタ―搭載のものもあります。
パナソニックは省エネ機能エコナビや空気清浄機でお馴染みのナノイー搭載のものも。
三菱は、グッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュなデザインが特長。シンプルな構造でお手入れがしやすい点もメリットでしょう。
東芝はお手頃価格が特長で、さらにランニングコストも抑えることができるエコ運転機能が魅力的です。
TOTOはエコに暖房・乾燥を実現できる三乾王の名前をよく耳にすると思いますが、暖房と換気扇のみのシンプルでお求めやすい機種などもあります。
高須産業は、立ち上がりの早いグラファイトヒーター搭載商品が人気で、遠赤外線機能により寒かった浴室でも芯からあたたまることができると好評です。
そしてガス式の機種。リンナイにはプラズマクラスター搭載機種があり、浴室で衣類乾燥をお考えの方には嫌な臭いなどを抑える効果もありおすすめです。
一方ノーリツは基本機能をしっかり押さえたリーズナブルな機種が魅力的です。
またガス式はいずれもあたたまりが早いため、稼働時間が少なくて済み、長い目で見ると経済的だと言われています。
まとめ
浴室暖房乾燥機は5万円以下のものから20万円近くのものまでと機能や性能で価格に幅があります。また工事費用も電気式で2~3万円程度、ガス式だと5万円程度と幅があります。浴室の状況によってはさらにオプションの工事費が追加で必要になることも。ご予算とご希望、そして現在の浴室の状況などを考えながら最適な一台をセレクトしてくださいね!
なかなかピンとくるものなく、絞り切れない場合は各業者さんのおすすめ機種の中から選んで見るのも良いかもしれませんね!業者さんによっては、工事費込みプランでお得な提案をしてくれているところもありますので要チェックです!