こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。
リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。
今回はそろそろやってくる台風シーズン前にぜひやっておいてほしいアンテナメンテナンスのお話。アンテナのメンテナンスを怠ったばかりに大きな被害を引き起こすことがないよう、気になることがある場合は、前もってチェックしておきましょう!
アンテナの種類とその設置場所
ひとくちにアンテナといっても、実はアンテナにはいろいろな種類があります。種類によって、形状や設置場所も変わってくるので、まずはお宅のアンテナがどのタイプのものか確認してください。
八木式アンテナ
まずはおそらく皆さんが「アンテナ」というと想像する、魚のホネのような長く太い棒状のものに短い細い棒が何本か取り付けてあるあれ。あのアンテナは名前を八木式アンテナといいます。
このタイプのアンテナの設定場所は基本的に屋根の上。本来は台風のような強い風にも耐えられるよう、アンテナの台座である屋根馬にアンテナマストを差し込み、ワイヤーを使って屋根にしっかりと固定されています。しかし、アンテナ本体や屋根馬さらにはアンテナを固定するワイヤーなどの経年劣化もありますし、設置した業者の技術が未熟だった場合や専門業者以外の人が取り付け工事を行なった場合には傾きやゆるみが早く出ることもあります。また土台となる屋根自体の劣化などにより、倒壊の可能性もあります。
信頼のおける業者さんに立派な屋根にしっかりと固定作業を行なってもらったとしても、風雨にさらされる環境にある以上、どうしてもアンテナの経年劣化は避けられません。アンテナの設置工事から5年~10年が経っている場合は、台風シーズンがくるまえにとりあえずアンテナが傾いたりしていないが、ケーブルやワイヤーがたるんだり切れたりしていないか、確認しておきましょう!
デザインアンテナ
デザインアンテナは平面アンテナ・ボックスアンテナとも呼ばれる、現在人気が高くなっているアンテナで、見た目は八木式アンテナとは全く異なり、縦60cm×横30cm×奥行20cmくらいの箱型をしています。
コンパクトなので、屋根上はもちろん、電波塔の方へ面した壁面、ベランダ、屋根裏などにも設置することができ、おうちの外観に影響が少ない点が好評です。
形状的にも設置場所で考えても、八木式アンテナほど風雨の影響を受けにくいのですが、こちらも取り付け工事から長い年月が経過した、素人が取り付けた、ベランダ内など手が届くような位置にあった場合何かがぶつかったり、うっかりケーブルに引っかかって引っ張った、取り付けた場所自体が劣化してきた・・・などの条件によっては落下などの可能性も高まりますので、油断せず、台風シーズン前にはチェックしておいた方がいいですね。
パラボラアンテナ
八木式アンテナとデザインアンテナは通常の地デジ放送を見るためのアンテナですが、中にはBS放送やCS放送などの衛星放送を視聴するためにお椀形のパラボラアンテナを設置されているお宅も多いのではないでしょうか。
パラボラアンテナも屋根の上やベランダの手すりなどに設置されることが多く、その形状から風の影響は受けやすいと言えるでしょう。
また地デジ放送のアンテナと異なり、パラボラアンテナは指向性の強い電波を受信するため少しでも方向がずれたり傾いたりすると映りが悪くなる可能性があります。
裏を返せば、映りでアンテナの状況を知りやすい、とも言えますので「最近衛星放送の映りが悪いな」などの気づきがある場合は早めに業者さんにチェックをしてもらっておいた方が良いかもしれません。
いざその時では遅い
台風到来時には何としても正確でタイムリーな情報がほしいですよね。そういった意味でもしっかりテレビニュースが見られる環境は確保しておきたいものです。うっかり台風シーズン前のチェックを怠ったばっかりに、大事なときに大事なニュースが見られないというようなことにならないように気を付けてくださいね。
それでは次に台風対策としてどのような方策があるかご紹介しましょう。
対策①業者さんにチェック&補強を依頼する
まず、設置から年月が経っているものであれば、台風シーズン前にいったん業者さんにチェックをお願いしても良いかもしれません。ちなみにチェックのためであっても屋根の上に素人が登るようなことは、事故や屋根の破損などかえって大きな問題を引き起こすようなことにもなりかねませんので、おすすめできません。
対策②設置場所を変えてみる
元のアンテナを設置する際に、特に何も考えずに屋根上を選んだ場合、もしかすると電波の受信状況はあまり悪くならず、より風の影響を受けにくい設置場所があるかもしれません。
たとえばベランダの手すりや壁面なども選択肢に入れ、考え直すこともひとつの手でしょう。
対策③アンテナ本体を変えてみる
元のアンテナを設置する際に、これまた特に何も考えずに八木式アンテナを選んだ場合、もしかすると電波の受信強度によっては、風の影響を受けにくいデザインアンテナに変えてもテレビの視聴自体は問題ないことも考えられます。
アンテナ設置から年月が経っている場合はアンテナ本体の交換も念頭において検討しても良いかもしれません。
対策④テレビの視聴方法を変えてみる
以前に比べ、インターネット経由で地デジ放送を提供するサービスもサービス提供エリアを拡げてきています。アンテナ無しでテレビを見る方法についても調べてみるのもありかもしれませんね。
ただし、設置すれば10年近くは基本的に追加費用なしで地デジを見ることができるアンテナに対して、インターネットを介したテレビ視聴は毎月の利用料がずっとかかることになりますので、その点は気を付けてくださいね!