エコキュートの寿命と交換タイミングは10年を目安に

こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。

リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。

今回はすでに利用されている方必見!のエコキュート交換時期のご紹介です。

 

エコキュートはヒートポンプ技術を利用して空気の熱でお湯を沸かす電気給湯機

電気のチカラだけでなく、空気中の二酸化炭素の熱も利用してお湯を沸かすため、エコロジー(環境に優しく)かつ、省エネルギーでエコノミー(経済的)と人気の給湯設備です。

エアコンの室外機のような見た目のヒートポンプと水を溜めておく貯水タンクからなりますが、エコキュートの心臓部でもあるヒートポンプは、電子回路を多数備えた精密機器で、寿命も一般的な電気温水器に比べると少しだけ短めと考えられています。

ヒートポンプやあるいは貯水タンクに故障が増えて急に給湯に問題が起こらないよう、エコキュートの基本的な製品寿命などを知っておきましょう。

エコキュートの寿命

エコキュートが初めて製品化されたのが2001年と最近なので、その寿命はまだはっきりとしたデータが集まっていない状態。

というのも基本的には10年程度が交換の目安と言われていますが、精密部分が多いため使い方によっては10年よりも早い段階で不具合が出ることもあるからなんだそうです。

逆にこまめなメンテナンスを行なうことにより多少寿命より長く使うことができる場合もあります。

また、技術革新が現在進行形で行なわれている状況なので、10年程度と考えられている寿命もこれから伸びていく可能性もあります。

そのような事情があり現時点で明確な耐用年数を挙げているメーカーはありません。

ということからも、10年〜15年前に草創期のエコキュートを導入したお宅で、故障などの問題が発生した場合は、修理ではなく交換を念頭においた方が良いと思います。

なぜなら有料延長保証でも最長10年を目安にしているメーカーがほとんどであり、10年を超すと交換用の部品などが無くなっている可能性があるため、修理にとても時間がかかることもありますし、一般的な耐用年数と言われている10年を超えると故障の頻度も高くなっていく可能性があるからです。

さらに延長保証を行なってない場合や保証期間を過ぎている場合、修理は10万円以上の費用がかかるケースも多く、何度もそのような修理をお願いするよりは、思い切って最新の機種に交換したほうがコストパフォーマンスが良くなることにつながります。

エコキュートの延長保証

エコキュートの有料延長保証は最長10年を目安にしているメーカーがほとんどです。
10年を超すと交換用の部品などが無くなっている可能性があるため、修理にとても時間がかかることもありますし、一般的な耐用年数と言われている10年を超えると故障の頻度も高くなっていく可能性があるからだと考えられます。

参考までに主要メーカーの延長保証期間と費用を紹介します。

三菱電機エコキュート

東芝エコキュート

他にもダイキンは10年で税込30,800円。
パナソニックは10年で税込29,700円・8年で税込25,666円・5年で税込11,524円。
日立が10年で税込31,269円。
コロナが5年で税込11,880円・8年で税込25,520円・10年で税込31,130円。
と最長は各メーカー10年、その場合の費用はプラス3万円程度と考えておいてよさそうです。

エコキュートの故障あれこれ

給湯されるお湯の温度が安定しない、お湯の量が少ない、お湯が止まらない、お湯が出なくなる、水漏れをしている、機器から異音がする、リモコン部にエラーメッセージが出る・・・

などなど、エコキュートに故障個所が出てくると、このような問題が出てきます。

ちなみに各メーカーさんの取扱説明書はインターネットでも入手することができ、その説明書内にはエラーコードの一覧などもありますので、簡単な対処が可能なエラーなのか、あるいは交換を考えたほうが良いようなエラーなのか調べることができます。

三菱電機エコキュート取扱説明書

東芝エコキュート取扱説明書

ダイキン取扱説明書

パナソニックエコキュート取扱説明書

コロナエコキュート取扱説明書

日立エコキュート取扱説明書

「あれ?うちに当てはまるな」と心当たりがある場合、お湯がまったく沸かないなどの致命的な状態になる前に早めにメーカー・業者さんに問い合わせて点検してもらってくださいね!

エコキュートをできるだけ長持ちさせるコツ

寿命を延ばすコツとしては

  1. 環境調査を行ない、適した機種を選ぶ
  2. 水質調査を行ない、適した機種を選ぶ
  3. 使用説明書などを確認し、メーカーが許可しているタイプの入浴剤のみを使うようにする
  4. 旅行などで長期不在にする場合は、電源を切る(寒冷地など凍結の恐れがある場合はNG)
  5. ヒートポンプの周りに物を置かない(エアコンの室外機の前をふさいでしまうようなものです!)

などが挙げられます。

特にうっかり機器に適さない入浴剤を使ってしまうケース、ヒートポンプの周りに遮蔽物を置いてしまうケースなどは簡単に改善できるポイントですから、これまであまり気にしてこなかった方は確認してみましょう。

交換をお得に行なうには?

日々できるだけ気を付けて使用したとしても、やはりメーカー側が想定している耐用年数を大幅に上回るようなことは稀です。やはり10年以上経過して何かしらの不具合が発生した場合は、交換を視野において考える方が良いでしょう。

ただ、不具合の点検に、メーカーの方に来ていただいて「交換した方が良いですね」と勧められたとしても即決しないようにしてくださいね。

エコキュートの交換取り付け工事をメーカーに直接お願いすると工事費用はかなり高額になることが考えられます。

インターネットの発達した現代では、ネットショッピングでエコキュート本体を安く購入することもできますし、交換・取り付け工事をお得に請け負ってくれる業者さんを探すこともできます。

できるだけリーズナブルな価格でエコキュートの交換工事を行なうには、業者選びは重要ですから、できれば複数の工事業者さんの見積を確認して、ご自身にぴったりのサービスを過不足なく行なってくれる業者さんを見つけましょう。

ちなみに棟梁ドットコムでは取り付け工事のみの受付も行なっていますので、エコキュート本体は、ネットショッピングでとことん調べて納得のお買い物をして工事のみをお願いする、というのもひとつの手ですね!

もちろん機種を選ぶのが面倒&大変(笑)という方にはコミコミプランもありますし、この場合は機種代もびっくりするくらいお得になっているので要チェックです!

エコキュートの交換費用目安

ちなみに2022年11月現在の交換業者さんによるエコキュートの交換費用はだいたい以下のような感じです。

エコキュート本体費用 ・・・ 20~30万円
取り換え工事(処分費込み) ・・・ 15~20万円
総額 ・・・ 35~45万円

最近はエコキュート本体がお手頃になってきましたので、予算としては50万円くらいを想定しておけば良さそうですね。

棟梁ドットコムのエコキュートページ