こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。
リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。
梅雨どきの部屋干し対策、冬場に寒い浴室で起こるヒートショック予防、そして浴室の防カビ防臭、さらにはミスト機能や空気清浄機能などで、大人気の浴室乾燥暖房機。一度設置すると、もう手放せくなってしまう住設の一つだと思いますが、その浴室乾燥暖房機が寿命を迎えたり、故障したりしたときの交換工事について、その費用や手順をまとめていきます!
浴室乾燥暖房機の交換をご検討中の方はぜひ、前もってチェックポイントを押さえて無駄のない交換をしてくださいね。
交換を検討する時期はいつ?
電源がつかない・操作ボタンが効かない
ブレーカーなど電源系統に問題はないのに電源ボタンが効かない場合は、経年劣化などで操作部が故障している可能性が考えられます。
異音がする
カバー等には問題がないのにキュルキュルと擦れるような音や、キーキーときしむような音が聞こえたりする場合はモーター部品の劣化などが考えられます。
以前に比べ洗濯物が乾きにくい
フィルターの目詰まりなどお手入れをしても、以前のように温風が出ない、風量が少ない、洗濯乾燥の効きが悪い場合は、交換時期かもしれません。
お手入れをしてもトラブルが収まらなかったり、耐用年数と言われている10年程度を経過している場合は、交換検討のタイミング。古い型の浴室暖房乾機に比べると、新しい機種はより省エネ・省電力になっているものがほとんどで、長い目で見れば、思い切って交換したほうがお得になる可能性も!
交換の目安になりそうな不具合についてはこちらの記事にも詳しくまとめていますので、ぜひご一読ください。
浴室乾燥暖房機の交換工事で信頼性のある業者の選び方
メーカー?
現在使っている浴室乾燥暖房機のメーカーには、すぐに連絡できそうですよね。ただ、メーカーは初期不良には対応してくれますが、販売は基本的に販売店経由となりますので、交換には向いていないかもしれません。
ちなみにメーカーでは部品の保有期間は定められていて、メーカーのホームページや製品の取り扱い説明書内に記載されています。浴室暖房乾燥機の部品の保有期間は製造打切後6年。
つまり購入から10年以上が経っているものは部品の保有がないことが多く、修理も不可能ということになります。
購入したお店?
もし購入の記録が残っていれば、この方法もありかもしれません。しかし例えば最初に購入したのが10年前だとすると、状況はずいぶん変わっているはず。特になじみのお店というのでなければ、その頃よりもっとサービスも良く安価で、浴室乾燥暖房機を専門で取り扱っている業者さんなども増えている可能性はあります。
町の電気屋さん?
近所にある電気屋さんなどはどうでしょうか?
小さい電気屋さんでは浴室乾燥暖房機は取り扱いがないこともあります。また、規模が小さい電気屋さんの場合、浴室乾燥暖房機などの専門部門がないことが考えられますし、専門部門があったとしても人員が少ない可能性があり、イレギュラーな事態には対応できない場合もあります。
交換専門業者?
浴室乾燥暖房機の設置や交換を専門にされている業者は多く、検索するとたくさんの結果が出てきます。こういった専門の業者は、本体もかなりお安くしてくれるセットプランを提供していることがほとんどなので、お手頃でかつ安心のサービスを受けられるのではないかと思います。
浴室乾燥暖房機を交換するときに気を付けたいポイント
ポイント1 熱源
浴室暖房乾燥機の熱源はガスと電気の2種類。交換をお考えの場合は、基本的に電気式は電気式に、ガス式はガス式に交換設置したほうが工事費用が抑えられます。
ただし給湯設備全体のリフォームも視野に入れて考えているというような場合は、一概に答えが出ませんので、予算とご要望を伝えて専門業者さんのアドバイスをもらいましょう。
ポイント2 設置の仕方
浴室暖房乾燥機の設置方法は、天井設置型・壁掛け型の2つのパターンがあります。
天井埋め込み型は見た目はスッキリしますが、浴室暖房乾燥機をつけられる通気口が開いていなければ実現できません。なお開口部のサイズ調整には追加工事が必要なので、浴室暖房乾燥機の交換工事は、開口調整の必要ない、同じメーカーの後継機種を選ぶのがリーズナブルです。
一方壁掛け型は換気扇や通気口が壁についている場合、その換気口を利用する形で浴室暖房乾燥機を設置する方法となります。
交換の場合は、同じ位置に同じ大きさのものを交換設置したほうが工事費用が抑えられるうえにスムーズに進みます。
ポイント3 通気口が通じている室数
通気口が浴室だけに通じているか、洗面所やトイレにも通じているかでそれぞれつけられる製品のタイプが異なります。例えば浴室と洗面所の2室に通気口が通じている場合は2室換気の製品を選ばなければなりません。 この部屋数とはご自身の希望(例えば脱衣所も一緒に温めたい!など)ではなく、どのように通気口が通じているかで左右されますのでお間違いなく!
見えている通気口数の通りとは限らないこともあるので、製品の選定前には必ずプロの方にも現場を見てもらうようにしてくださいね!
ポイント4 必要な付加機能
浴室暖房乾燥機は乾燥・暖房・涼風・換気などの4つの機能に加え、ミストや打たせ湯、除菌や消臭、防カビなどの特別な機能を備えたものもあります。ライフスタイルやご家庭の優先順位などによって必要な機能は変わってくると思いますので、どのような機能が欲しいか、それは予算的にどうか、などしっかり検討しましょう。
先にも述べている通り、どうしてもほしい機能があったとしても、その機能が現在お使いのものの後継種にはない場合、別のメーカーのものなどへの交換となることもあるかもしれません。
その場合、同メーカーの後継機種に交換するケースより、工事費用がかさむ場合があることも考慮しましょう。
ポイント5 どこのメーカーにするか
ポイント2でも述べたように浴室暖房乾燥機の交換工事は、同じメーカーの後継機種を選ぶとリーズナブルなのですが、今お使いの機種の後継機種がない場合や、そのメーカーが生産を終了したりしていた場合は、どのメーカーのものを選ぶかということも検討しなければなりません。
浴室暖房乾燥機の主要メーカーは、電気で温めるタイプだとマックス、パナソニック、三菱、東芝、TOTO、高須産業など。ガスで温めるタイプだとリンナイ、ノーリツなどがあります。
電気で温めるタイプでイチオシは、シェアナンバーワンで、価格もお手頃、さらに施工性が高く、いろんなタイプの浴室に対応できる!と三拍子そろったマックス。
施工性が高いということは工事費用も抑えられる可能性が高いとも考えられます。
ぴったりの後継機種などがない場合はぜひマックスの機種への検討もしてみてください。
交換機種を選ぶときに気をつけたいポイントについては、以下の記事でも取り扱っていますので、参考にしてくださいね。
また、メーカーごとの特徴などについては、以下の記事もご覧ください!
交換工事費用相場
本体込みの交換工事一括見積サイトでの、浴室乾燥暖房機設置・交換工事の相場は5万円〜12万円となっているようです。
例えば、棟梁ドットコムでは浴室暖房乾燥機本体+標準工事費用は51,300円(税込)〜。
浴室乾燥機の交換工事で注意すべきポイント
基本工事料金は、どこの業者さんの場合も、同サイズの後継機種に交換する場合の費用と考えて問題ないでしょう。つまり、それ以外の場合は追加工事が発生する可能性が高く、その分コストも増える場合がほとんどです。具体的にいくつか例を挙げますので参考にしてくださいね。
ケース1
新しい浴室乾燥機よりも、古い浴室乾燥機の方が天井開口サイズが小さい場合、開口部を広げる追加工事が必要です。
ケース2
逆に新しい浴室乾燥機よりも、既設浴室乾燥機の方が天井開口サイズが大きかった場合、浴室乾燥機と浴室天井の間にパネルを設置し開口を小さくする追加工事が必要になります。
ケース3
ガス式から電気式への交換の場合、「開口狭小加工費」「新規配線費」「ガス閉栓費」などの追加工事が必要となります。さらに業者さんによってはこのような工事は引き受けていないところもありますので、要注意です。
ケース4
換気扇から浴室乾燥機への交換工事は新規配線工事が必要なうえに、換気扇よりも浴室乾燥機の方が開口寸法が大きいため、天井の開口を拡大する作業も必須となります。
浴室乾燥暖房機交換工事の手順
まずは現在の機種の把握です。交換工事を依頼する際は、現状がひとめでわかる写真があるとGood!どういった写真があると良いかというと、次の通り。
- 既存メーカーと型式がわかるシールなど
- 本体外観
- リモコン外観
ご自身が後継機種との交換でOKと思っていても、メーカー自体が浴室乾燥暖房機の製造から撤退していた…などのケースもあり得ますので、まずは、現在の機種名を業者さんに伝えてみてください。
ちなみに、2室や3室の複数室換気を現在お使いの場合は、写真やお電話・メールフォームからの情報だけでは現状の把握が難しく、現地調査が先に必要なこともあります。多くの業者さんは、この事前の現地調査を無料で行なってくれていますので、遠慮なく頼んでよいと思います。
現状把握が終わった後で、具体的な交換機種の提案や、追加工事の有無などに関して業者さんからお話があるはずですので、内容をしっかり確認しながら進めていってください。
わからないことや不安に思うことは遠慮せず先にちゃんと尋ねておくことも大事です。