こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。
リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。
今回は、見た目がすっきりとしていて、おうちの外観を損ねない点が大人気のデザインアンテナの設置をお考えの方に、デザインアンテナのイロハをご紹介させて頂きます。
デザインアンテナってどんなアンテナ?
デザインアンテナは「ボックスアンテナ」や「フラットアンテナ」などとも呼ばれる平べったい箱型のアンテナ。取り付けられる場所は多岐にわたり、壁面・マスト・屋根馬・ベランダ、さらには屋根裏のスペースなど屋内への設置も可能です。
デザインアンテナの特徴
デザインアンテナの第一の特徴はやはりコンパクトかつスタイリッシュで家の外観を損なわない点でしょう。
マスプロ電工、日本アンテナ、DXアンテナといったメーカーから多数発売されており、色や形状も豊富ですので、おうちの雰囲気に合わせたお気に入りのアンテナを選ぶのも楽しい作業かもしれません。
たとえばDXアンテナから販売している「UAH201」などはオフホワイト・ライトブラウン・ブラックブラウン・ブラックと4色展開で、薄型・コンパクト化を実現しつつ、20素子(※)相当なので八木式アンテナと同じくらいの受信感度も備えています。
※素子とは「魚の骨」八木式アンテナのうち細い方の棒のこと。素子が多ければ多いほど、受信感度は高まります。20素子相当とは、もし八木式アンテナだったら、素子が20本付いたアンテナに相当するくらいの受信感度を備えているという意味です。
インターネット上では、デザインアンテナを設置する場所の高さに制限があるという情報も見られますが、実際は設置場所に制限はありません。
低い位置への設置であれば、たしかに屋根の上に設置された八木式アンテナの受信強度に劣ることもありますが、デザインアンテナでも屋根の上に設置すれば、その受信強度は八木式アンテナとほぼ同等です。
八木式アンテナとの違い
八木式アンテナとは、アンテナと言われたとき一番目に思い浮かぶ屋根の上に設置された魚のホネのようなあれ!
八木式アンテナの特徴は受信感度が良いところです。また大きなものになればなるほど受信感度が上がるため、電波が弱いという理由で設置できないエリアが少なく、難視聴区域でも何とかなる場合もあります。
ただ難点はやはり無骨な形状ではないでしょうか。
デザインアンテナのメリット、デメリット
デザインアンテナのメリットとデメリットをピックアップしました。
メリット
デザインアンテナのメリットは、次のような点。
- コンパクトで軽い
- 家の外観を損なわないスタイリッシュなデザイン
- 取り外しが比較的容易にでき設置や修理が簡単
- 太陽光パネルなど屋根に与える影響が少ない
- 風や雪の影響を受けにくい
デメリット
逆にデザインアンテナのデメリットとしては一般的に次のような点が挙げられます
- 設置できない地域や環境がある
- 本体と設置工事費用が割高
電波強度の強い八木式アンテナと比べると性能面でやや劣り、電波の弱い地域や、高い建物など周囲に電波の妨げがある環境では、デザインアンテナを設置できないことがあります。
そんな時も、アンテナが受信する電波を増幅するブースターを導入すれば解決することもありますので、専門業者さんにアドバイスをもらってみましょう!
また、デザインアンテナ設置工事はやや割高になります。なぜならアンテナ本体の価格が八木式アンテナと比較して高額なため。
また八木式アンテナと比べると電波の受信強度が弱く、ブースターの導入が多くなることも初期費用が割高になる要因の一つです。
デザインアンテナの選び方
デザインアンテナを導入する場合、どのような点に着目して選ぶのでしょうか。
デザインで選ぶ
デザインアンテナの選び方の一つはお宅に合うものを選ぶこと。これは白い外壁に白い筐体(ルビ:きょうたい)の機種を取り付けるのか?黒い屋根に黒い筐体の機種を取り付けるのか?ということなので、あまり迷うことはないかもしれません。
電界強度で選ぶ
電界強度というのは、その地域に届く電波の強さのこと。その強さによって高電界、中電界、弱電界と区分されます。電界強度に適したアンテナを選ぶことで電界強度が弱いエリアでも視聴できる可能性は高まります。
ちなみにお住まいのエリアの電界強度を調べる方法で一番手っ取り早いのはご近所さんのアンテナを見てみること。
ご近所の八木式アンテナの大きさ(横棒の多さ)が大きければ、届いている電波は弱いという可能性があります。
ただ実際のところ、電界強度はエリアというより一軒一軒によっても状況が変わることが多いので、アンテナ設置をする前には必ず先に電界強度の調査を行なってもらいましょう。
そしてお住まいの地域の電界強度を踏まえたうえで、性能・デザインともに納得のいくアンテナを選ぶことが大切です。
受信感度で選ぶ
あともう一つ大切なのは受信感度で選ぶこと。八木式アンテナの場合、受信感度は素子と呼ばれる長い棒に交わっている短い棒のようなものの数や大きさによって変わりますが、デザインアンテナに素子はありません。
その代わり受信感度の大きさを素子相当で表現しています。例えば「20素子相当」とは、もし八木式アンテナだったら、素子が20本付いたアンテナに相当するくらいの受信感度を備えているという意味です。素子相当は低いところは5から高いところは26まで幅広くあり、素子の数値が高いほど電波を受け取る能力が高くなります。
先に述べた電界強度を踏まえたうえで適当な受信感度のアンテナを選びましょう。
値段の高いアンテナにしておけば間違いない?
ちなみにわたしは面倒なことを考えずに値段の高いアンテナを買っておけばいいのかな?なんて考えていました。
わたしと同じように値段が高いアンテナであれば地上デジタル放送を綺麗に見れると思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ところが実際はそんなことありません。
テレビは映るか映らないかのどちらかですので、映ってしまえば、それ以上の画質も、それ以下の画質もありません。
高価なアンテナは配線などが劣化しにくくなっている、受信感度が良い、など良い部分もありますが、テレビが映ってしまえば、安かろうと問題なし。
棟梁ドットコムでは電界強度の調査を踏まえたうえで費用対効果の最適なおすすめのデザインアンテナをご提案させていただきます。
デザインアンテナの設置について
では実際にデザインアンテナを設置する場合の詳細について見ていきましょう。
デザインアンテナの設置場所
デザインアンテナはコンパクトで軽量なので、屋根上にしか取り付けられない八木式アンテナに比べ、いろいろな箇所に取り付けることができます。デザインアンテナ設置箇所として有力なのは
- 屋根の上
- 外壁
- ベランダ
- 屋根裏などの屋内
があり、できるだけ高い位置の方が受信感度は高まります。デザインアンテナの設置場所で人気が高いのは雨風の影響を受けにくく、高い位置でもある屋根のすぐ下の外壁。ちなみにその際はビスを使うことになるため、3〜4mmぐらいの小さな穴を6箇所ほど開ける必要があります。このビス穴には防水処理を施すので、浸水などの心配はありません。
デザインアンテナを設置できない場合
デザインアンテナはその形状上、設置できる高さには限界があるため、電波が弱い場合、が使えないことがあります。そういったケースでは、より高い場所に設置ができ、受信感度が強い八木式アンテナの設置がおすすめ。
また、電波塔とご自宅の間に高い建物などある場合も、デザインアンテナが取り付けられる高さでは電波を受信できないこともあります。
この場合も屋根より背の高い八木式アンテナを設置することをおすすめします。
外壁の高さで十分な電波が受信できている場合は、デザインアンテナでも八木式アンテナでの受信に比べて劣ることはありません。
つまり高さを必要とする電波環境の場合は、デザインアンテナは設置できない場合があるということを知っておいてください。いずれにしてもアンテナ工事専門店であれば最適なアンテナを提案してくれますので、まずはご相談を。
メーカー一覧
デザインアンテナのメーカーは、DXアンテナ、マスプロ、日本アンテナの3社がトップシェアを占めています。
デザインアンテナを設置する場合は、このアンテナメーカーから選ぶことになると考えてよいでしょう。
機種ラインナップ紹介
まず一つ目のおすすめ機種はDXアンテナ製のUAH201Vシリーズ。八木式アンテナ20素子相当のオールチャンネル対応で、業界トップクラスの高利得。
本体背面上部にブースターなどを取付ることができて見た目もスッキリしており、小形・軽量・かんたん取付構造のため、太陽光発電パネルなどにより屋根馬が設置できない住宅にもおすすめです。カラーは現在はブラックのみですが、もっとも人気色でもあります。
二つ目はサン電子のSDA-20-1シリーズ。こちらも八木式アンテナ20素子相当のオールチャンネル対応で、高利得。優れた外観デザインが特徴で、壁面取付時にも目立たないよう、光の反射を抑えるために「シボ加工」を施してあったり、めずらしいグリーンベージュの筐体があったりします。
デザインアンテナの取り付け、工事費用の相場
いろいろなアンテナ設置専門業者さんのサイトを確認したところ、デザインアンテナの設置費用の相場はアンテナ本体込みで40,000~50,000円程度。
一般的な工事費用の相場
デザインアンテナだけでなく、八木式アンテナやBS/CSアンテナ、さらに4K8Kアンテナの設置工事費用まで一覧にしてみました。
棟梁ドットコムの場合
先にデザインアンテナ設置のデメリットとして、八木式アンテナに比べデザインアンテナはアンテナ本体のお値段が高いことと、ブースターの取り付けも必要になることが多いため、その分の費用が加算される可能性があることを紹介しました。
でもなんと棟梁ドットコムでは、八木式アンテナでもデザインアンテナでも、アンテナ本体+工事のセット料金は同じ!
それどころかブースターが必要になった場合でも追加の費用は必要ないんです。
「ということは元からお高いの?」とお思いの方、ぜひサイトをご覧になってください。驚くこと間違いなしです!
アンテナ工事は
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