こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。
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寒い季節になるとそのありがたさが身に染みる浴室暖房乾燥機。特にご高齢の方で注意が必要な「ヒートショック」の予防にもなりますし、室内干しの場合は洗濯物の乾燥にも使えて、浴室の防カビや防臭にも役立ちます。
2021年度の内閣府の消費動向調査によると、乾燥機付き洗濯機や浴室乾燥機の普及率は54.3%と半数を超えています。
1度設置してしまうと、もはや浴室暖房乾燥機なしの生活は考えられないのではないでしょうか。しかしながらここはほぼ毎日使用することになる設備。シンプルな構造とはいえ、やはり10年程度を目処に不具合などがでやすくなり、交換のタイミングを迎えます。
ではいざ浴室暖房乾燥機を交換しようと思った時、どのような基準で交換機種を選んだらよいのでしょうか?
今回は浴室暖房乾燥機を選ぶポイントと、主要メーカー、主要メーカーのシェア率や特徴について紹介します。
こんな不具合・不調が修理や交換の目安
住宅設備品の耐用年数はだいたい10年。浴室暖房乾燥機の耐用年数としてメーカーがお知らせしているのもやはり約10年。もちろん使い方や使用頻度、メンテナンスの有無で多少は前後しますが、10年を一つの目安として、何か不具合や不都合がないかチェックしてみると良いかもしれませんね。
ちなみに浴室暖房乾燥機は、2021年8月、浴室用電気乾燥機は長期使用製品安全点検制度の対象外となり、所有者登録の責務、有償の法定点検を実施する責務は免除されました。ですが、経年劣化の事故を未然に防ぐためにも「おかしいな」と思うことがあったら、交換も視野に入れて修理点検を心がけましょう!
たとえばこんな不具合や不調に気がついた場合は、点検・修理あるいは交換の目安です。
ひとつめは異音。モーターや換気扇部分の経年による傷みや歪みでキーキーやキュルキュルというような音がする場合は、そろそろ交換時かもしれません。
次に以前に比べ暖房の効きが悪くなった時も要チェック。エアコンと同様にフィルターの掃除などで状況が改善する場合もありますが、目に見える部分・お手入れできる部分を掃除しても状況が変わらない場合は、寿命がきている可能性があります。ちなみに分解してみたり、お手入れ対応部分でないところに手を加えるのは危険ですし、さらなる故障やトラブルを引き起こす場合がありますので、おすすめできません。
洗濯ものの乾きが悪い時や以前に比べて乾くのに時間がかかるようになったという場合も、換気口などが目詰まりしている可能性がありますので、お掃除できる範囲でほこりなどを取り除いてみてください。それでも改善しない場合はこれまた交換時期が近づいているサインかもしれません。
浴室乾燥機を選ぶ5つのポイント
ポイント1 熱源
浴室暖房乾燥機のメインとなる機能は名前に冠している「暖房」と「乾燥」。どちらも原理は同じで、湿気を含んだ空気を吸い込んだのち、温めて湿気をなくした空気を吐き出すことで暖房や乾燥を行なっています。空気を温めるための熱源の選択が一つ目のポイントです。
浴室暖房乾燥機の熱源はガスもしくは電気。交換をお考えの場合は、電気式は電気式に、ガス式はガス式に交換設置したほうが工事費用が抑えられます。
ただし給湯設備全体のリフォームも視野に入れて考えているというような場合は、一概に答えが出ませんので、予算とご要望を伝えて業者さんのアドバイスをもらいましょう。
ポイント2 設置の仕方
浴室暖房乾燥機の設置方法は、天井設置型・壁掛け型の2つのパターンがあります。
天井埋め込み型は見た目はスッキリしますが、浴室暖房乾燥機をつけられる通気口が開いていなければなりません。
壁掛け型は、換気扇や通気口が壁についている場合、その換気口を利用する形で浴室暖房乾燥機を設置する方法。
このポイントに関しても交換の場合は、同じ位置に同じ大きさのものを交換設置したほうが工事費用が抑えられるうえにスムーズに進みます。
ポイント3 通気口が通じている室数
通気口が浴室だけに通じているか、洗面所やトイレにも通じているかでそれぞれつけられる製品のタイプが異なります。例えば浴室と洗面所の2室に通気口が通じている場合は2室換気の製品を選ばなければなりません。
見えている通気口数の通りとは限らないこともあるので、製品の選定前には必ずプロの方にも現場を見てもらうようにしてくださいね!
ポイント4 必要な付加機能
浴室暖房乾燥機は乾燥・暖房・涼風・換気などの機能に加え、さらにミストや打たせ湯、除菌や消臭、防カビなどの特別な機能を備えたものもあります。ライフスタイルやご家庭の優先順位などによって必要な機能は変わってくると思いますので、どのような機能が欲しいか、それは予算的にどうか、などしっかり検討しましょう。
ポイント5 メーカー
電気で温めるタイプの浴室暖房乾燥機のメーカーはマックス、パナソニック、三菱、TOTO、高須産業。ガスで温めるタイプの浴室暖房乾燥機のメーカーはガス給湯設備でおなじみのリンナイ、ノーリツなどが有名。
ちなみに浴室乾燥機の基本機能は、乾燥、暖房、換気、涼風の4つで、この4つの機能の性能については、メーカーごとにあまり違いがありません。
追加搭載される付加機能が、メーカーごとの特色でもあるのでポイント4とポイント5は切っても切れない関係かも?
主要メーカー特徴
マックス
- シェアナンバーワン
- お手頃価格
- プラズマクラスター搭載機種あり
- 施工性ばつぐん
パナソニック
- シンプル
- エコナビ搭載機種では高い省エネ効果が期待できる
- ナノイー搭載機種あり
三菱
- スタイリッシュなデザイン
- フィルター取り外しが簡単
- あったかリンク・ロング気流暖房・自動サーモ暖房など暖房機能が充実
TOTO
- 三乾王シリーズはシリーズ内の後継機に交換しやすい
高須産業
- 換気扇の総合メーカー
- 立ち上がりの早いグラファイトヒーター搭載機種あり
リンナイ
- カビガードミストでカビを抑制
- スプラッシュミストなどミスト機能
- プラズマクラスター搭載機種あり
ノーリツ
- 毛穴も老廃物もスッキリ発汗促進ミスト機能
- アプリや天気予報との連動機能
- シンプルで低価格なものも
主要メーカー人気ランキング
棟梁ドットコムの2020年6月〜12月購入数ランキングは、1位、2位がマックス。それどころかなんとトップ10機種のうち7機種がマックスのもの(驚)。マックスは電気式浴室暖房乾燥機の国内シェアも約60%もあって国内トップのメーカーです。高性能ながらお手頃なうえに、施工性が非常に優れていて、他メーカーの機種では設置が難しい場合でもマックス製品であれば設置ができることが多いというのも人気の秘密かも。
次いで3位が三菱、4位が高須産業、5位がパナソニックと続きます。
その他の機種もいろいろ比べられますので、まずは棟梁ドットコム浴室暖房乾燥機の取扱商品ページで検討してみては?