こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。
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今回はパナソニックのIHクッキングヒーターについてまとめてみました。2021年9月に新しいIHクッキングヒーター、AシリーズとBシリーズを発売開始したパナソニック。2020年11月現在で世界累計生産台数が700万台を超える、IHクッキングヒーターのシェアナンバーワンの魅力を存分に語りたいと思います!
パナソニックIHクッキングヒーターの全体的な特徴
パナソニックは、日本で最も早くからIHクッキングヒーターの開発・販売を行なってきたメーカーのひとつです。他のメーカーが撤退していったIHクッキングヒーター不遇の時代も、飽くことなく改良や独自機能の開発を続け、現在はIHクッキングヒーターのシェアトップに。2021年9月には新シリーズとなる、Aシリーズ・Bシリーズの発表もありました。上位機種では、2口がオールメタル対応になっていたり、庫内がフラットで広くお料理もお手入れもしやすい「ラクッキングリル」に冷凍食材をそのまま焼き上げることができる『凍ったままIHグリル』機能が搭載されたりするなど、嬉しい機能がいっぱいです。そして、この「教えて棟梁シリーズ」で何回書いてきたでしょうか?!でも大事なことなので(笑)もう一度繰り返します!パナソニック商品と言えばやはりエコナビ。パナソニックのIHクッキングヒーターはもちろんエコナビ搭載機種が充実しています。
進化するパナソニックのIHクッキングヒーター
パナソニックのIHクッキングヒーターは歴史をたどってみると、初代機種が1990年に発売されたところから始まります。ただそれからしばらくはIHクッキングヒーター自体の人気があまりなく、地味な住宅設備のひとつだったようです。当時はガスコンロが一般的だったため、ガスコンロに及ばない点が目についてしまい「火がついているのが見えなくて危ないんじゃない?」「鉄鍋じゃないと使えないんでしょ?」「フライパンなどをコンロから離して調理できないのよね?」などの意見を耳にする機会が多かったみたいです。でも実はかなり早い段階でパナソニックはこれらの点をクリアにしているのに驚きました。
2000年に発売された製品は、「光るリング」を搭載し加熱中であることがひと目でわかる仕様に。そして2002年、パナソニックは世界で初めてアルミや銅鍋なども使える「オールメタル対応機種」を発売しています。さらに炒め物をした際に鍋フリをしても、「光火力センサー」と呼ばれる赤外線センサーで瞬時に鍋底温度をキャッチしてすばやく温度を回復する機能も。
また問題点を解決するだけではなく「もっと快適にお料理を」「もっとお手入れを簡単に」と進化を止めない点もすばらしく、2012年以降の機種には焼き網がなく、フラットな庫内で、お手入れが簡単な「ラクッキングリル」が開発されたりと、これからも楽しみなメーカーです。
IHクッキングヒーターに対するイメージ
ちなみにガスコンロとの比較としてよく聞く「火力が弱いんじゃないの?」という疑問なのですが、実はそうではありません。IHは炎は使いませんが、磁力線によってコンロ上の鍋やフライパンだけを発熱するという、非常に熱効率の良いコンロなのです。ガスコンロの場合は、熱が周辺にも逃げてしまうため、熱効率としては約40~55%しかないと言われていますが、IHコンロは、直接IHに触れている鍋やフライパンが発熱するため、熱効率は約90%で、ガスコンロよりも2倍近い熱効率を持っています。例えばある実験では、3kWのIHとガスコンロのハイカロリーバーナーで1Lの水を100℃まで上げる時間を比較したところ、IHコンロの方は2分半で100℃に達したのに対し、ガスコンロでは100℃になるまでに4分以上かかった、という結果も出ています。つまり、IHコンロはガスコンロと比較して実際に火力が弱いわけではなく、炎が目に見えないためガスコンロよりも火力が弱い印象を持ってしまうということなのかもしれません。
また「ガスコンロに比べて高価なんでしょ?」という声もかつてはよく上がっていたようですが、現在はお手頃な機種もたくさん出ており、棟梁ドットコムでも50,000円台のパナソニックの機種も多数あります。
パナソニックIHクッキングヒーターシリーズ比較
2021年9月発表のAシリーズ
パナソニックの最新の最上位機種Aシリーズには、3口のうち手前の2口がオールメタル対応のものもあり、ガスコンロからの交換を検討中でお手持ちのお鍋やフライパンをそのまま使いたいという方にもバッチリ応えてくれます。さらに火力が目で見てわかる「光るリング」や、パナソニック独自の省エネ機能「エコナビ」はもちろん、鍋フリ料理もできる「光火力センサー」、お手入れが簡単で人気の「ラクッキングリル」には、IH&遠赤(上面が遠赤外線ヒーター&下面がIHヒーター)の合わせ技で凍ったままでも調理ができる『凍ったままIHグリル』機能を搭載しています。
これまでもIHクッキングヒーターを使ってきたので特にオールメタルにはこだわらない、というお宅であれば、全く同じ機能を備えていながら手前の1口のみオールメタルのものや、すべて鉄・ステンレス専用のもの、2口のもの(2口とも鉄・ステンレス専用)もあり、これらは先述した2口がオールメタルに対応しているものより価格がお手頃になっています。
2021年9月発表のBシリーズ
パナソニック商品の最新の上位機種Bシリーズはすべての口が鉄・ステンレス専用のシリーズです。またこちらBシリーズの「ラクッキングリル」は上面がフラットヒーター、下面が遠赤外線ヒーターで、中身ジューシー外側パリっとを実現します。「光るリング」「エコナビ」「光火力センサー」はこのBシリーズもしっかり搭載!
2口のXJシリーズ
上面がフラットヒーター、下面が遠赤外線ヒーターの「ラクッキングリル」を搭載している2口コンロのシリーズです。同時に3口ものコンロはめったに使わないというお宅にはピッタリだと思います。(ちなみにガスコンロ使用中の我が家では、同時に3口を使うことはめったにないのですが、奥の一口を「鍋置き」に使用していることが非常に多いです。しかしIHコンロは全面フラットなので、置くだけならどこにでもお鍋を置いておけるのも、地味に嬉しいポイントのひとつですよね!)コンロの口数こそ少ないものの、グリルはBシリーズと同等で、「光るリング」「光火力センサー」などの機能もしっかり充実しています。
その他のパナソニックIHクッキングヒーターのシリーズ
パナソニックのIHクッキングヒーターは、コンロの口数・火力・グリルや奥1口の加熱法(IH or ラジエント)など仕様によりシリーズが分かれ、お値段も相応します。以下に簡単にその他のシリーズの仕様を紹介しますので、気になる機種があったらお気軽に棟梁ドットコムにお問い合わせ下さいね!
Yシリーズ
YシリーズはAシリーズの1世代前のシリーズとなります。同じくYSシリーズはBシリーズの1世代前のシリーズ。
Wシリーズ
Wシリーズは3口のうち奥1口がラジエントヒータ―で、グリルの上面が遠赤外線ヒーターで下面がIHヒーターのシリーズ。
G33
3口すべてIHヒーターで、グリルが上下面ともシーズヒーターG33。
G32
3口のうち奥1口がラジエントヒータ―でグリルが上下面ともシーズヒーターのG32。
G22
2口でグリルが上下面ともシーズヒーターのG22。
おすすめの機種は?
わたしの家は今はまだガスコンロなのですが、現在リフォームか建て替えを検討中です。もしコンロも変えるとなると一番気になるのはAシリーズの【A3タイプ】か【A2タイプ】。アルミ鍋や土鍋を使う機会がそう多くないうちでは、オールメタルはあまり需要がなさそうなのですが、Aシリーズの高火力のIHヒーターが使われていて、かつ庫内の広い「ラクッキングリル」はお料理の幅が広がりそうでとても魅力的だからです。ちなみにA2タイプは2口コンロなのですが、奥の3口目を普段は”鍋置き”にしか使っていない我が家なら、どこにでもお鍋やフライパンを置いておけるフラットなIHクッキングヒーターであれば2口でも足りそうかなと思います。
パナソニックのIHクッキングヒーターは、どのシリーズも細かく仕様が分かれており、お料理スタイルやお手持ちの調理器具に合わせて最適なものを選ぶことができますので、IHクッキングヒーターを交換・新規導入したいと思っている方は是非検討してみてくださいね。