こんにちは。自分たちでできることは自分たちでやってできるだけコストは抑えながら、少しでも快適でおしゃれな住環境にしたい!と日々考えている主婦あづさです。
リフォームやその他おうちのことを考えている皆さんのお役に立てるような記事を主婦目線でどんどん発信していきたいと思います。
夏休みになると、お子さんのために暑い昼間の時間帯にお料理をしなければならないというご家庭も多いのではないでしょうか。ガスコンロをお使いの場合は、料理の熱がいつも以上に気になりますよね。今はキッチン・ダイニング・リビングがひと続きになっている間取りのお宅が多いと思うのですが、うちもまさにそういった間取りで、夏の暑い時間帯にちょっと時間のかかる煮込みや揚げ物を作ろうものなら、1階全体の気温が上がるような気がします。
そこでちょっと気になるのが、オール電化住宅の普及に伴い、設置率も高くなってきているというIHクッキングヒーター!
今回は、そんなIHクッキングヒーターについて調べてみました。
IHクッキングヒーターのしくみ
コンロ自体は熱くならないのに、その上に乗せた調理器具は熱くなるってどういうこと?と魔法のようなIHクッキングヒーター。その仕組みは小中学校の理科でやった電磁コイルの実験に関係があるのです(驚)。
IHクッキングヒーターの IHとは「Induction Heating」の略で、日本語に訳すと「電磁誘導加熱」という意味。「電磁誘導」は、金属の近くで磁石を動かすことで生じた電気「うず電流」が金属を通過する際、電気抵抗によってその金属はジュール熱という熱を出します。IHクッキングヒーターは、この仕組みを活用して、鍋やフライパンとの間にうず電流を発生させ、直接発熱させているのです。思いついた人すごい!!
IHクッキングヒーターの特徴
IHクッキングヒーターは、鍋やフライパンなど温めたい対象だけを直接温めるのでとっても効率が良く、周囲の温度が上がりにくいことが特徴のひとつ。
またゴトクなどの部品が必要ないため、基本的にどこのメーカーのIHクッキングヒーターもフルフラットで見た目にスッキリとしており、表面はガラス素材でできているためお手入れが楽ちんなのもメリット。
もちろん炎が出ないので火事のリスクもガスコンロに比べると低くなります。
(※鍋の熱などがクッキングヒーターにも伝わり調理直後のヒーター天板を触るとやけどすることもありますので、気をつけて!)
ただし、その原理上、金属以外の鍋やフライパンは基本的に利用できません。また金属であれば何でもOKというわけでもないので、調理器具を購入する際は「IH調理器対応」のものを選ぶようにしなければなりません。金属の入っていない土鍋やガラス鍋は使えませんのでご注意を。
ちなみに同じ電気でお鍋などを温める「電気コンロ」はニクロム線などの電気抵抗の大きい電熱線に電気を流すことで熱を発生させて温める、コンロが熱を出す方式のコンロで、IHクッキングヒーターとは異なります。
IHクッキングヒーターの人気メーカー
さあ、ではどのようなメーカーのIHクッキングヒーターが人気なのか、見ていきましょう。2021年8月の価格ドットコムの売れ筋ランキングでは、人気機種トップのうち、1位・2位・3位の商品がパナソニック、4位が日立、5位が三菱となっているようです。
また棟梁ドットコム内での売れ筋ランキングトップ10でもトップ2を含む6機種がパナソニック、2機種が日立、またもう2機種が三菱となっていて、この3メーカーがIHクッキングヒーターの主要メーカーと考えて良さそうです。ちなみにランキング外にはアイリスオーヤマの商品などもあるようです。
それぞれのメーカーの特徴など
それでは多くのランキングサイトでトップを誇るパナソニック、次いでランクインしている日立・三菱電機のIHクッキングヒーターについてその特徴や機能についてみていきましょう。
パナソニック
【特徴】
ランキング上位を占めるパナソニックの特徴はしっかり確実に機能面を充実させているところだと思います。独自機能の「エコナビ」をはじめ、平面ヒーターでWフラットな庫内を実現し、2020年の時点では業界最高の10㎝もの有効庫内高さを誇る「ラクッキングリル」や、火力調節の難しい焼き物調理のメニューを選ぶだけで裏返すタイミングなどを液晶表示と音声でお知らせする「焼き物アシスト」、センサーで鍋底温度を正確に把握し、設定温度をキープしてくれる「光火力センサー」など、安心してお料理に臨めそうな機能がたくさん。
【気になる機能&機種】
パナソニックの商品ならエコナビは外せない!と思っているわたしが気になる機種は、YP2のシリーズです。エコナビ・ラクッキングリル・光火力センサー搭載ながら、たとえば棟梁ドットコムでは定価の68%OFFで10万円程度のお値段で収まっているのでかなり魅力的です。
日立
【特徴】
シェア1位のパナソニックを追随する日立は、パールホワイトトッププレートを採用するなど、機能面以外にもデザイン面にもこだわっていて、グッドデザイン賞をとった機種も多数。
【気になる機能&機種】
まずは最大火力3.2kWという大火力を絶妙に調整できる火加減マイスターの機能でしょう。この機能は付属のラク旨グリル&オーブンを使うことで、最適な温度での両面調理を実現してくれます。さらに冷凍からお任せで焼き上げができたり、専用の蓋や深皿を使った料理までも実現できるので、凝ったメニューにも気軽にチャレンジできそうです。
わたしが日立の機種を購入するならM9シリーズかな、と思います。あまり多種類の調理器具を用意していない我が家では最上位機種の「オールメタル対応」はもったいない気がしてしまうからです。M9シリーズは手前の二口は3.2kWの大火力。さらに奥の一口もしっかり2kWは確保されていて、火加減マイスター&ラク旨グリルもしっかり搭載されています!
三菱電機
【特徴】
他のメーカーにはないような面白い機能が多いのが特徴です。たとえば「びっくリング加熱」は自在にエリア分割できる5分割の大口径IHコイルを、マルチリレー制御すること多彩な加熱技を実現しており、最適な対流を起こして本格的な煮込み料理を作ることができます。
さらにファンで熱風を循環させる独自技術の熱風循環加熱式を採用した「びっクリアオーブン」も三菱電機の特徴的な機能のひとつです。
また電子レンジ搭載のIHクッキングヒーターなどなどネーミングの通りびっくりするような機能が多く、「いったいどんな風に調理ができるのか試してみたい!」と思っちゃいます。
【気になる機能&機種】
とっても気になるのは、中をすばやく温めながら外をこんがり焼き上げる、レンジ加熱とグリル加熱を同時に行なうレンジグリル機能。忙しい日々の中で中まで短時間で外はこんがり、中も熱の通った調理ができるのは魅力的。この機能はREシリーズに搭載されています。
IHクッキングヒーターの導入について
さて、ここまでIHクッキングヒーターの主要メーカーの特徴などを見てきましたが、いかがでしたか?
うちのように現在ガスコンロを使っていてIHクッキングヒーターへの交換などをご希望の場合、気になるのは火力ではないかと思います。でも実はIHクッキングヒーターは、炎はないもののガスコンロと比べて火力が強いものも多く、かつ効率的に熱を使うので、加熱が早いのが特徴なのです。なんと熱効率は約90パーセントもの高さを誇り、調理中にキッチンの気温が上ることもあまりありません。
また基本的にヒーター天板が熱くなることはないため、万が一の吹きこぼれや調理中の飛び跳ねなども熱で焦げ付くことがなく、お手入れがとっても楽ちん。
一体型のフラットな構造で、ゴトクなどの部品がないのもお手入れのしやすさに貢献しています。
ガスコンロからIHクッキングヒーターに取り替える際には、本体の購入費用と工事費用がかかりますが、本体価格をお得に設定している業者さんもたくさんあるようですので、導入を検討される方は是非チェックしてくださいね!